2025年9月01日
ジルコニアとは、歯のつめ物やかぶせ物に使われる材料のひとつです。
「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほど強くて丈夫で、見た目も自然できれいなのが特徴です。
日本では2005年に厚生労働省に認められ、まだ新しい素材ではありますが、今ではつめ物やかぶせ物だけでなく、インプラントなど幅広い治療で使われています。
ジルコニアとセラミックのちがい
「ジルコニアって聞いたことないけど、セラミックなら知ってる!」という方も多いのではないでしょうか。
セラミックは、お茶碗などの陶器と同じ素材で作られています。見た目はきれいですが、欠点は「割れやすい」こと。特に奥歯や歯ぎしりが強い方には向かないことがありました。
ジルコニアはセラミックの一種ですが、最大の特徴はその強さです。金属と同じくらいの強度があるので、奥歯のように力がかかる場所でも安心して使えます。
ジルコニアのメリット
むし歯の再発を防ぎやすい
金属はむし歯菌が出す酸に弱く、時間が経つとつめ物との間に隙間ができることがあります。
ジルコニアは酸に強いため、再発むし歯のリスクを減らせます。
自然できれいな見た目
加工技術が進み、色や質感を周りの歯に合わせられるので、自然な仕上がりが可能です。
金属を使わない安心感(メタルフリー)
体に金属を入れることに抵抗がある方にもおすすめです。歯ぐきが黒ずむ「メタルタトゥー」の心配もありません。
強くて長持ち
金属と同じくらいの強度があるため、前歯から奥歯まで幅広く使うことができます。
ジルコニアのデメリット
保険がきかない
保険診療の対象外なので、自費診療になります。
強さゆえの注意点
とても硬い素材のため、噛み合わせが合っていないと相手の歯を傷つけることがあります。
そのため、治療時には精密な噛み合わせの調整が大切で、治療後も定期的なチェックを受けることをおすすめします。
最後に
ジルコニアは「見た目の美しさ」と「強さ」を兼ね備えた、近年注目の素材です。
もし「銀歯が気になる」「長く安心して使えるかぶせ物にしたい」という方は、ぜひ選択肢のひとつとして考えてみてくださいね。
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