2025年6月04日
「以前通っていた歯医者さんで、定期的に検診を受けていたんです。でも、あるとき突然“むし歯があります”とか“かぶせ物をやり直したほうがいい”って言われて驚いてしまいました。痛みもないし、ちゃんと3ヶ月ごとに通っていたのに…正直、どうして?って思いました。一度診ていただけませんか?」
こうしたご相談をいただくことは、実は少なくありません。
定期検診に通っていたのに、突然のむし歯の指摘…。不安なお気持ち、とてもよく分かります。
もちろん、私たち歯科医師が意図的にむし歯を見逃したり、診ていないふりをすることはありません。でも、実際の診療の中では、どうしても見つけにくいむし歯も存在するのです。
歯と歯の間のむし歯は見つけにくい
とくに「歯と歯の間」にできるむし歯は、初期の段階では見つけにくいものです。
この部分のむし歯は、ある程度進行しないとお口の中からは見えにくく、さらに、過去の治療で詰め物が入っている場合は、もっと見つけづらくなってしまいます。
そこで、レントゲン撮影をして内部の様子を確認しますが、実はレントゲンにも限界があります。
レントゲンの限界とCTの活用
通常、むし歯はレントゲン写真では黒く映ります。ですが、歯と歯が重なって写ってしまうことが多く、そうなるとその部分は白くなってしまい、黒いむし歯が隠れて見えなくなるのです。
このような見えにくい場所の確認には、「歯科用CT(シーティー)」がとても役立ちます。
CTは歯を立体的に、一本一本くっきりと映し出すことができるので、歯の重なりに邪魔されず、むし歯の有無をより正確に確認できます。
「被ばくが心配…」という方もいらっしゃると思いますが、当院で導入している最新のCT機器では、被ばく量を最小限に抑えながら、精密な情報を得ることができます。
安心して通っていただくために
せっかく定期的に通ってくださっているからこそ、私たちは「気づかないままむし歯が進行していた…」ということがないよう、できる限りの設備と技術で診療にあたっています。
定期検診に通ってくださっている皆さんに、きちんと“安心”をお届けできるよう、これからも丁寧な診療を心がけてまいります。
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