2026年1月29日
「痛みはないけれど、なんとなく歯が浮いた感じがする」
このような違和感を感じたことはありませんか?
強い痛みがない分、様子を見てしまいがちですが、実は歯やその周囲で何らかの変化が起きているサインのこともあります。今回は「歯が浮く感じ」について、わかりやすく解説していきます。
歯を支えている“歯根膜”とは
歯は「歯槽骨(しそうこつ)」という骨の中に埋まっています。
歯や骨はとても硬い組織ですが、その間には歯根膜(しこんまく)と呼ばれる薄い膜が存在しています。
この歯根膜は、
- 歯と骨の間でクッションの役割を果たす
- 噛む力や圧を感じ取るセンサーの役割を担う
といった、とても重要な働きをしています。
実際には歯の周囲には歯ぐきがあるため、歯槽骨や歯根膜を直接見ることはできません。また、歯は歯ぐきに支えられているわけではなく、主にこの歯根膜によって骨とつながっています。
歯根膜の大切な役割
歯根膜には、次のような働きがあります。
- 噛んだときの硬さ・柔らかさを判断する
- 噛み合わせの力を調整する
- 噛むときの衝撃から歯や骨を守る
健康な歯でも、強い力をかけるとわずかに動くことがあります。これは「生理的動揺」と呼ばれ、歯根膜が正常に機能している証拠で、異常ではありません。
また、歯列矯正で歯を動かせるのも、この歯根膜があるからです。
歯根膜は非常に敏感な組織で、髪の毛1本が口の中に入っただけでも感じ取れるほど繊細です。
歯と脳の意外な関係
無意識の噛みしめや食いしばりによって歯同士が接触すると、歯根膜の神経が刺激され、その情報が脳に伝わります。
この刺激は脳を活性化させる役割もあるとされています。
歯を失うと、この刺激が減少し、脳への情報も少なくなると言われています。また、歯根膜は歯や周囲の骨に血液を供給する役割もあるため、歯を抜いた後に骨がやせてしまう一因とも考えられています。
「歯が浮く感じ」が起こる理由
歯が浮いたように感じる場合、多くは歯根膜に軽い炎症が起きている状態です。ただし、歯根膜は目で見えないため、腫れているかどうかを直接確認することはできません。
考えられる主な原因は以下の通りです。
・歯周病
歯ぐきの炎症が進行し、歯槽骨や歯根膜にまで炎症が広がることで、違和感が出ることがあります。
・根尖性歯周炎
歯の根の先に起こる炎症で、むし歯が原因の場合が多く、神経の治療をした歯に起こることもあります。
・歯ぎしり・食いしばり
強い力が繰り返しかかることで、歯根膜が押しつぶされたり引っ張られたりし、細菌感染がなくても「浮いた感じ」が出ることがあります。
違和感を感じたら早めの受診を
一部の歯だけに違和感がある状態は、とても気になるものです。
「痛くないから」と放置してしまうと、症状が進行してしまうこともあります。
気になる感覚が続く場合は、早めに歯科医院での診察をおすすめします。
小さなサインを見逃さず、大切な歯を守っていきましょう。
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