2025年6月20日
「朝起きたとき」「ごはんのあと」「寝る前」など、歯みがきをするタイミングって、なんとなく決まっている方も多いと思います。
実は、きちんと歯みがきができていれば「このタイミングでなければダメ!」というルールはありません。でも、科学的な視点から見ると、歯みがきに適したタイミングがあるんです。
食後すぐに歯みがきしても大丈夫?
私たちがごはんを食べると、食べ物の中にある「糖分」が口の中に入ります。すると、その糖分をエサにして、口の中の細菌が活動を始め、酸をつくり出します。
この酸のせいで、食後30分ほどはお口の中がとても酸性になってしまいます。酸性の状態が続くと、歯の表面が弱くなりやすく、そこにゴシゴシ歯みがきをしてしまうと、歯が削れやすくなると言われています。
じゃあ、いつ歯をみがけばいいの?
ごはんが終わると、酸性だったお口の中は、少しずつ元の状態に戻っていきます。それを助けてくれるのが「唾液(だえき)」です。
唾液には「緩衝能(かんしょうのう)」という働きがあって、酸性に傾いたお口を中和し、アルカリ性に近づけてくれるんです。
だから、ごはんのあとすぐよりは、20〜30分ほど待ってから歯をみがくのがベストと言われています。
よく噛むことも大切!
「よく噛んで食べなさい!」って、子どものころに言われたことがある方も多いですよね。実はこれ、すごく理にかなっているんです。
よく噛むことで唾液がたくさん出て、酸を中和してくれます。反対に、ダラダラと長い時間食べ続けていると、酸性の状態がずっと続いてしまって、虫歯になりやすくなります。
だから、「よく噛んで食べること」「食べる時間をダラダラ長くしすぎないこと」も大事なポイントなんですよ。
最後に
理屈だけを言えば、「食後すぐの歯みがきは良くない」とも言えます。でも、食べカスが口の中に残ったままなのも良くありません。
私の個人的な考えとしては、**「ごはんのあと、あまり時間をあけずに歯みがきする」**くらいで大きな問題はないと思っています。
生活のリズムに合わせて、無理なく続けられるタイミングで歯みがきすることが一番大切ですね。
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