歯周病のはなし|福岡県久留米市諏訪野町の歯医者|かわむら歯科

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歯周病のはなし

歯周病のはなし|福岡県久留米市諏訪野町の歯医者|かわむら歯科

2025年3月18日

歯周病、聞いたことはあっても、実際にどんな病気かはよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
歯周病とは、歯槽膿漏(しそうのうろう)とも呼ばれる、主に歯ぐきの病気を指す言葉です。
歯の周りには歯ぐきがあります。その境目には「歯周ポケット」という溝があり、食事をするたびに細菌が入りやすい場所です。もし歯磨きなどでお口の中をきちんと清掃していないと、歯周ポケットに細菌が住みついてしまいます。歯磨きが不十分だったり、正しく磨けていないと、細菌は増殖していきます。歯周病菌は「恥ずかしがり屋」と言われ、歯周ポケットの奥深くに入り込もうとします。すると、歯ぐきは細菌が入らないように抵抗し(体の防御反応)、細菌との距離を取ろうとします。よく「骨が溶ける」「歯ぐきが下がる」「歯が長くなった」といった表現を耳にしますが、これは細菌が顎の骨に到達しないように体が働きかけている結果です。つまり、歯周病菌自体が骨を溶かしているわけではありません。
爪の例で考えてみましょう。爪が伸びると汚れや細菌がたまりやすくなりますが、短く整えておけばそのリスクは減ります。同じように、歯周ポケットも浅い方が細菌が溜まりにくく、健康を保ちやすいのです。爪を伸ばしておしゃれにすることはありますが、歯周ポケットが深いことがおしゃれに繋がることはありませんよね。
人それぞれ口の中や歯並びが異なるため、誰にでも合う一つの方法があるわけではありません。そのため、私たちは個別に正しい歯磨き方法をお伝えし、歯周ポケットを浅い状態で維持できるようサポートしています。

「汚れを取るだけでどうして何度も通院が必要なの?」 「どうして定期的に歯医者に行かないといけないの?」
汚れを取り、正しく磨くことは、歯周病の治療に欠かせません。これが、定期的な通院が必要な理由です。
これで少しでも疑問が解消されていれば幸いです。

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