2025年4月04日
甘いものを食べるとむし歯になる?
「甘いものばかり食べているとむし歯になるよ!」
これは誰でも一度は聞いたことがある言葉だと思います。では、なぜ甘いものを食べるとむし歯になりやすいのでしょうか?
私たちはエネルギーを食べ物から得ますよね。例えば、スマートフォンは充電が必要だし、自動車にはガソリンが必要です。私たちの体も食事をとらなければエネルギーを蓄えることができません。
では、むし歯菌のエネルギー源は何かというと、それが「糖」なんです。甘いものには糖が多く含まれており、むし歯菌はこの糖をエネルギーにして酸を作り出します。その酸が歯を少しずつ溶かしてしまうのです。
つまり、甘いものをたくさん食べると、むし歯菌が元気になり、たくさんの酸を作り出してしまうので、むし歯になりやすいというわけです。
甘いものでなくても大丈夫?
「甘いものだけ気をつければむし歯にならないんじゃないか?」と思うかもしれません。実は、むし歯に関係があるのは甘さだけではなく、糖そのものです。甘い味を感じなくても、糖が多く含まれている食べ物もあります。ですので、糖が多いものを食べるとむし歯になりやすいのです。
では、糖を全くとらなければむし歯にならないかというと、そういうわけでもありません。私たちの体には、適切な量の糖が必要です。過剰な糖はむし歯菌を活発にしますが、少量なら問題ありません。
また、糖をとる量が少なくても、ダラダラと食べたり、間食が多かったりすると、唾液の分泌が減り、お口の中が乾いて汚れが付きやすくなります。そして、間食が多いとお口の中が酸性の時間が長くなり、むし歯が進みやすくなります。
仮に食生活が完璧でも、歯磨きをしないと意味がありません。
むし歯にならないためのポイント
- 糖がむし歯菌を活発にさせる
- 糖を全く取らないわけではなく、適量を守ることが大切
- ケアが最も重要!
- 間食やダラダラ食べは避けよう
効率的にプラーク(歯垢)を取り除くためには、デンタルフロスや歯間ブラシがとても役立ちます。
「むし歯フリー」のお口を目指して、しっかりケアをしましょう!