2026年6月06日

本記事は、セラミック治療における痛みの原因・痛みを最小限にする5つの具体的な方法・治療の流れ・よくある疑問を網羅的に解説します。
「セラミック治療は痛いの?」「麻酔をしても痛みが出るの?」と不安を感じている方は多いです。結論から言えば、適切な痛み対策を行う歯科医院であれば、セラミック治療中の痛みはほとんど感じません。

セラミック治療の痛みとは?原因を正しく理解しよう
セラミック治療中に感じる痛みには、主に4つの原因があります。原因を知ることで、適切な対処法を選べます。
①麻酔注射の痛み
歯を削る前に行う麻酔注射は、針を刺す際の「チクッ」とした感覚が痛みの原因になります。針の太さ・注入速度・注射前の表面麻酔の有無によって、痛みの大きさは大きく変わります。
表面麻酔を塗布してから注射を行うと、針を刺す痛みをほぼ感じなくなります。また、電動注射器を使用すると麻酔液をゆっくり一定速度で注入できるため、圧力による痛みも軽減されます。
②歯を削るときの痛み
麻酔がしっかり効いていれば、歯を削る際の痛みはほとんどありません。ただし、麻酔直後に治療を開始すると麻酔が十分に効いていないため、痛みを感じることがあります。
虫歯が進行して炎症が強い場合は、麻酔が効きにくくなることもあります。定期検診で早期発見・早期治療を行うことが、治療時の痛みを減らす最善策です。
③型取り時の不快感
歯型を取る際に使うトレーが歯茎に当たると、軽い痛みや不快感が生じることがあります。患者様のお口のサイズに合ったトレーを選択・調整することで、この不快感は軽減できます。
また、嘔吐反射が強い方は型取り時に吐き気を感じることがあります。事前に歯科医師へ伝えておくと、対応してもらいやすくなります。
④不安・ストレスによる痛みの増幅
歯科治療への不安や緊張は、痛みをより強く感じさせる原因になります。治療前のカウンセリングで不安を解消しておくことが、痛みの軽減に直結します。
担当医やスタッフとしっかりコミュニケーションを取り、リラックスした状態で治療を受けることが大切です。

セラミック治療の痛みを最小限にする5つの方法とは?
痛みを最小限にするためには、歯科医院側の取り組みと患者様自身の準備の両方が重要です。以下の5つの方法が特に効果的です。
方法①:表面麻酔の使用
表面麻酔とは、注射針を刺す前に歯茎の表面に塗るゲル状の麻酔薬です。表面麻酔を数分間塗布することで、歯茎の感覚が鈍くなり、注射針を刺す際の「チクッ」とした痛みをほぼ感じなくなります。
表面麻酔を使用するかどうかは歯科医院によって異なります。初診時に「表面麻酔を使ってほしい」と伝えることも大切です。かわむら歯科では、すべての患者様に表面麻酔を使用し、麻酔時の痛みを最小限にしています。
方法②:細い注射針と電動注射器の活用
細い注射針を使用することで、針を刺す際の痛みを大幅に軽減できます。さらに、電動注射器は麻酔液の注入速度を自動でコントロールするため、手動注射と比べて圧力による痛みが少なくなります。
手動注射では注入速度が術者によってばらつきますが、電動注射器を使うと常に一定のゆっくりとした速度で注入できます。この「ゆっくり均一な注入」が、麻酔時の痛みを最小限にする重要なポイントです。
方法③:マイクロスコープを用いた精密治療
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使うと、高倍率の拡大視野で患部を確認しながら治療できます。これにより、健康な歯をできるだけ削らずに済み、治療後の知覚過敏や痛みのリスクを大幅に低減できます。
歯を必要以上に削ると、歯の神経に近づくため治療後にしみたり痛んだりしやすくなります。マイクロスコープによる精密治療は、「削りすぎない治療」を実現し、治療後の不快感を最小限に抑えます。かわむら歯科では、セラミック治療にマイクロスコープを積極的に活用しています。
方法④:十分なカウンセリングで不安を解消する
治療前のカウンセリングで不安や疑問を解消しておくことが、痛みの軽減に直結します。不安や緊張は痛みを増幅させるため、治療内容・手順・痛み対策について事前に説明を受けることが重要です。
かわむら歯科では、カウンセリングの時間を十分に設け、治療のメリット・デメリット・今後の見通しをわかりやすく説明した上で、患者様が納得してから治療を開始します。「何をされるかわからない」という不安を取り除くことが、リラックスした治療につながります。
方法⑤:治療後のケアと定期的なフォローアップ
治療後に痛みや違和感が生じた場合は、我慢せずすぐに歯科医院へ連絡することが大切です。セラミック装着後に噛み合わせのズレや知覚過敏が生じることがありますが、早期に対応することで症状を最小限に抑えられます。
また、定期的なメンテナンスでセラミックの状態を確認し、問題が小さいうちに対処することが長期的な痛みの予防につながります。
セラミック治療の流れ・期間はどのくらいか?
セラミック治療の流れを事前に知っておくと、不安が軽減されます。治療の種類によって期間が異なります。
セラミッククラウン(被せ物)の流れ
セラミッククラウンの治療期間は1〜2ヶ月程度です。クラウンが完成するまでの間は仮歯を装着するため、日常生活に支障をきたしません。
- カウンセリング・検査・治療計画の立案
- 麻酔をして歯を削り、形を整える
- 仮歯の製作・装着
- 歯型・噛み合わせの型取り
- 技工所でセラミッククラウンを製作(約2週間)
- セラミッククラウンの装着・噛み合わせ調整
セラミックインレー(詰め物)の流れ
セラミックインレーの治療期間は3〜4週間程度と、クラウンより短期間で完了します。
- カウンセリング・検査
- 麻酔をして虫歯を除去し、形を整える
- 歯型・噛み合わせの型取り・仮の詰め物
- 技工所でセラミックインレーを製作
- セラミックインレーの装着・噛み合わせ調整

セラミック治療の種類と特徴・費用の目安はどのくらいか?
セラミック治療は基本的に自費(保険適用外)のため、種類によって費用が異なります。治療部位や目的に合わせて選択することが大切です。
- オールセラミッククラウン:金属を一切使用せず、天然歯に最も近い透明感と審美性を実現。前歯に多く使用。費用目安は1本4万〜20万円程度。
- ジルコニアクラウン:人工ダイヤモンドとも呼ばれる非常に硬度の高い素材。奥歯など噛む力が強くかかる部位に適している。費用目安は1本5万〜15万円程度。
- e-max(イーマックス):ガラスセラミックで透明感が高く、天然歯よりも美しいと評されることも。硬さが天然歯と同程度で噛み合う歯を傷つけにくい。
- セラミックインレー:部分的な虫歯に対して行う詰め物。歯を削る量が少なく済む。費用目安は1本3万〜15万円程度。
- ラミネートベニア:歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける治療法。歯を削る量が最小限で、前歯の審美性を短期間で改善できる。
- ハイブリッドセラミック:セラミックと歯科用プラスチックを混合した素材。費用が比較的安いが、経年劣化しやすい。
費用の詳細や自分に合った素材については、歯科医師との十分な相談が必要です。かわむら歯科のセラミック治療では、患者様一人ひとりの歯の状態・ご要望・予算に合わせたオーダーメイドの治療計画を提案しています。
セラミック治療後に痛みが出た場合はどう対処すべきか?
セラミック装着後に痛みや違和感が生じることがあります。原因と対処法を知っておくと安心です。
知覚過敏による痛み
治療後に冷たいものや熱いものがしみる「知覚過敏」は、歯を削ったことで象牙質が露出するために起こります。多くの場合、数週間〜数ヶ月で自然に落ち着きます。
症状が強い場合や長引く場合は、歯科医院で知覚過敏用の処置を受けることをおすすめします。我慢せずに早めに相談することが大切です。
噛み合わせのズレによる痛み
セラミック装着後に噛み合わせが合わないと、特定の歯に過度な力がかかり痛みが生じます。装着直後に「高い感じがする」「噛むと痛い」と感じたら、すぐに歯科医師へ伝えてください。
噛み合わせの調整は短時間で行えます。放置すると歯や顎関節への負担が増すため、早期対応が重要です。
神経の処置が必要になるケース
虫歯が大きく進行していた場合や、歯を大きく削った場合は、根管治療(神経の処置)が必要になることがあります。根管治療後にセラミックを装着するため、治療期間が長くなります。
かわむら歯科では、歯科用CTによる正確な診断とマイクロスコープを用いた精密な根管治療を行い、できる限り歯を残す治療を提供しています。

セラミック治療のメリット・デメリットは何か?
セラミック治療を検討する際は、メリットとデメリットの両方を正しく理解することが重要です。
セラミック治療のメリット
- 天然歯に近い審美性:透明感のある自然な白さを再現でき、治療した歯が目立ちにくい。
- 変色しにくい:保険適用のプラスチック(レジン)と異なり、経年的な変色(黄色・茶色)がなく美しさが持続する。
- 歯垢が付きにくい:銀歯と比べてプラークが付着しにくく、二次虫歯(むし歯の再発)になりにくい。
- 金属アレルギーの心配がない:金属を使用しないため、パラジウムなどによる金属アレルギーのリスクがない。
- 接着部分が破損しにくい:熱や咬合力による変形に強く、銀歯のような接着剤の劣化による隙間が生じにくい。
セラミック治療のデメリット・注意点
- 費用が高い:基本的に自費(保険適用外)のため、銀歯と比べて費用が高くなる。
- 歯を削る必要がある:セラミックの厚みを確保するために歯を削る必要があり、削った歯は元に戻らない。
- 割れ・欠けのリスク:陶器に近い性質のため、強い衝撃や食いしばりによって割れることがある。
- 噛み合う歯への影響:特にジルコニアは天然歯より硬いため、噛み合う歯に負担をかけることがある。
- 神経の処置が必要になることがある:歯を大きく削る場合、根管治療が必要になるケースがある。
久留米市でセラミック治療を受けるならかわむら歯科へ
かわむら歯科は、2025年3月11日に福岡県久留米市諏訪野町に開院した歯科医院です。院長の河村省吾は九州大学歯学部を2011年に卒業後、福岡県の医療法人で12年間の臨床経験を積んできました。
当院のセラミック治療の特徴は以下の通りです。
- マイクロスコープによる精密治療:高倍率の拡大視野で、健康な歯を最大限に残した削りすぎない治療を実現。
- 痛みに配慮した麻酔管理:表面麻酔・細い注射針・電動注射器を組み合わせ、麻酔時の痛みを最小限に抑える。
- 歯科用CTによる正確な診断:最新の歯科用CTで歯の状態を立体的に把握し、確実な治療計画を立案。
- 十分なカウンセリング:治療のメリット・デメリット・費用・期間をわかりやすく説明し、納得いただいてから治療を開始。
- 徹底した滅菌・感染対策:2台のオートクレーブ滅菌器を使用し、患者様ごとに常に滅菌された器具で治療を行う。
西鉄久留米駅から車で5分、西鉄バス「諏訪野町5丁目」バス停が医院の目の前という好立地で、駐車場も完備しています。
セラミック治療の痛みや費用について不安がある方は、まずはお気軽にご相談ください。かわむら歯科では、WEB予約も受け付けており、カウンセリングで疑問をすべて解消してから治療を進めます。

よくある質問
セラミック治療は麻酔なしで受けられますか?
神経のある歯を削る場合は麻酔が必要です。麻酔を使用することで、治療中の痛みはほとんど感じません。表面麻酔と電動注射器を使うことで、麻酔注射自体の痛みも最小限に抑えられます。
セラミック治療後、どのくらい痛みが続きますか?
治療後の痛みや知覚過敏は、多くの場合数日〜数週間で落ち着きます。症状が長引く場合や強い痛みがある場合は、早めに歯科医院へご相談ください。噛み合わせの調整で改善するケースも多いです。
セラミック治療は何回通院が必要ですか?
セラミッククラウンは最低3〜4回、セラミックインレーは2〜3回の通院が目安です。虫歯の大きさや根管治療の有無によって通院回数は変わります。
セラミック治療の費用はどのくらいかかりますか?
セラミッククラウンは1本4万〜20万円、セラミックインレーは1本3万〜15万円が目安です。素材の種類・治療部位・歯科医院によって異なります。詳細は診察時にご確認ください。
銀歯をセラミックに替えることはできますか?
銀歯からセラミックへの交換は可能です。ただし、銀歯を外した後に歯をさらに削る必要があります。歯の状態によっては根管治療が必要になるケースもあります。
マイクロスコープを使うとセラミック治療の精度は上がりますか?
マイクロスコープを使うことで高倍率の拡大視野が得られ、健康な歯を最大限に残した精密な削合が可能になります。治療後の知覚過敏や痛みのリスクも軽減されます。
セラミック治療は金属アレルギーがある人でも受けられますか?
オールセラミックやジルコニアは金属を使用しないため、金属アレルギーがある方でも安心して受けられます。メタルボンドは内部に金属を使用するため、アレルギーがある方には適しません。
セラミックの寿命はどのくらいですか?
適切なケアを行えば、セラミックは10〜15年以上使用できます。定期的なメンテナンスと日々のブラッシングが長持ちさせるポイントです。食いしばりや歯ぎしりがある方はナイトガードの使用も有効です。
結論
セラミック治療の痛みは、①表面麻酔、②細い注射針と電動注射器、③マイクロスコープによる精密治療、④十分なカウンセリング、⑤治療後の適切なフォローアップという5つの方法で大幅に軽減できます。痛みが心配な方ほど、これらの取り組みを行っている歯科医院を選ぶことが最も重要です。久留米市でセラミック治療を検討中の方は、かわむら歯科にお気軽にご相談ください。
関連コラム
かわむら歯科
福岡県久留米市 / 一般歯科・口腔外科・矯正歯科・小児歯科
月火水金 9:00〜13:00 / 14:30〜18:30 土 9:00〜13:00 / 14:30〜17:30 木・日・祝 休診
著者情報
院長
河村 省吾

経歴
2005年3月福岡県立明善高等学校理数科 卒業
2005年4月九州大学歯学部 入学
2011年3月九州大学歯学部 卒業
2011年4月九州大学病院歯科医師臨床研修
2012年4月医療法人瑞帆会むらおか歯科医院 勤務
2025年3月かわむら歯科 開院
資格・所属学会
- 日本歯周病学会
- 経基臨塾会員
